名古屋の繁華街でも以前陥没が…

「下水道管の破損」が原因と考えられている埼玉県で起きた陥没事故。実は愛知県内でも、これまでに「下水道管の老朽化」が原因となった道路陥没が起きていました。

2016年には名古屋市千種区の道路で、長さ・幅ともに2メートル、深さ1.5メートルの穴が…。

その翌年には名古屋市中区錦でも、長さ・幅ともに20センチ、深さ25センチほどの陥没が発生しました。

愛知県には政府が要請した緊急点検の実施対象地域はありませんでしたが、矢作川流域下水道では、下水処理場の増設に伴い、今年度から処理能力が向上して、緊急点検の対象となる規模に達していたため、今回、県は緊急点検を行うことにしました。

(愛知県上下水道課指導管理室 山口泰志室長)
「(埼玉の)原因は何なのか。今に加えて何かをやらなければいけないのか。今の状況を把握して考えていきたい」

3日の点検では異常は見つかりませんでしたが、県では今後、岡崎市をはじめ、近隣の豊田市、安城市、西尾市のマンホール、約150か所で中に入り、順次下水道管の点検をしていくということです。