宮城県への影響は?

宮城県に関しては現時点で警報級の大雪となる可能性は出てはいませんが、5日夜には上空5500メートル付近に氷点下43度くらいの寒気が流れ込む予想です。これは宮城上空ではひと冬に1回あるかどうかのレベルです。

6日(木)午前0時の上空5500メートル付近の寒気の予想。東北地方上空を氷点下42度以下のかなり強い寒気が通過する見込み。

2023年の1月25日にはちょうどこの氷点下43度くらいの寒気が流れ込み、仙台で10センチの積雪を観測しました。寒気の強さだけで雪の量が決まるわけではありませんが、宮城でも5日から6日にかけては平地でも広く積雪となり、山沿いでは雪の量が大きく増えると考えておいた方が良さそうです。

今回の寒波は長丁場となり、少なくとも週明け10日(月)頃にかけて気温が平年より低い状態が続く地域が多くなる見込みです。12月、1月と強い寒気が流れ込むたびに「(今季これまでで)最強寒波」という表現が使われてきましたが、今回の寒波は強さ・長さともに、正真正銘この冬一番となりそうです。私立大学の入試なども多く行われる時期ですが、体調の管理や雪道・凍結路面での事故などには十分注意していきましょう。