中国発のAIに衝撃が広がっています。

世界トップクラスのAIと同等の性能を持ちながら、開発費は10分の1以下。注目される「ディープシーク」について、手作り解説でお伝えします。

AI業界に起きた“ディープシーク・ショック”

これは1957年に旧ソ連が世界で初めて、人工衛星「スプートニク」の打ち上げに成功した時の記念切手です。宇宙開発で激しく争っていたアメリカは先を越されたことに衝撃を受け、「スプートニク・ショック」と呼ばれました。

今回、この“スプートニクの再来”とも呼ばれる出来事が起きたのです。

衝撃を与えたのは中国企業・「ディープシーク」が開発したAI。そこから“ディープシーク・ショック”と呼ばれています。

創業者は1985年生まれのリアン・ウェンフォン氏。ヘッジファンドを設立してAIを活用した株取引で成功を収めたのち、2023年にディープシークを設立しました。