食品業界にある「3分の1ルール」

余裕を持って決められている賞味期限ですが、食品業界にはこんなルールもあります。それが「3分の1ルール」です。

「3分の1ルール」とは、食品の製造日から賞味期限までを3分割し、「納品期限は製造日から3分の1の時点まで」「販売期限は、賞味期限の3分の2の時点まで」を限度とするというルールです。

例えば、賞味期限が2年の場合、メーカーが製造して3分の1の8か月以内にスーパーなどに出荷されなかった場合、まだ16か月も賞味期限が残っているのに、ここで返品・廃棄されてしまいます。

取材した「イート」の木原奈津子社長は、「うちの商品の場合、半年以上賞味期限が残っているのに出荷できない。3分の1という割合ではなく、期限が何か月以上残っているのかなどルールを変えてほしい」と訴えていました。


安全性はもちろん大事ですが、食品ロス削減に向けてまだまだ改善できるところがありそうです

※MRTテレビ「Check!」1月31日(金)放送 「Check!調査班」より