「100均トレカ」にハマる大人なぜ?

とある日曜日。東京の府中市立中央文化センターをのぞいてみると、多くの人がテーブルを囲み「蟲神器」で遊んでいます。
「3コストで”エダナナフシ”出します」
「6コストで“サカダチコノハナナフシ”出します」

と、子どもにまじってカードゲームに熱中しているのは、大人たち。
東京・墨田区のイベント会場でも、遊ぶ人の7割が20代以上の大人です。

40代男性:
「子どもきっかけで『お父さん一緒にやろう』と。そこから家族のコミュニケーションと信頼ができている」
20代女性:
「カードゲームは“敷居が高い”けど、ダイソーで売っているなら値段も安いし、『見かけたから買ってみようかな』と」

大人もハマる理由の1つとして、「蟲神器のルール」を挙げるのは、トレカブームに詳しい専門家です。
トレカ専門家・後藤寛さん:
「昨今のカードゲームは、ルールが複雑になっている一方で、蟲神器は“ルールがシンプル”なので、子どもと大人が一緒に遊べるコミニュケーションツールとしても需要が高い」
さらに、「イベントの数が多い」ことも人気の理由。
後藤さんによると、カードゲーム人気を受け“抽選で当たらないと参加できない”大会も増える中、蟲神器は<公認サポーター制度>があり、一般の人でも申請すれば主催者として大会の開催OK。

様々な特徴あるイベントが定期的に開かれているので、自分にあったイベントを見つけやすいと注目され、いまや全国で4000回以上開催されているといいます。

イベント参加・20代男性:
「社会人になると、他の人とのつながりが減る。イベントが色んな所で開催されているので、色んな人と仲良くなれる」
大人もハマるトレカブームは、まだまだ続きそうです。
(THE TIME,2025年1月31日放送より)