直接的な救助活動進まず…重機を入れるスロープづくりが進む

藤森祥平キャスター:
穴が広がる一方で、難しい救助活動となっています。少しずつ進んでいますか。

喜入友浩キャスター:
現在の気温は4度ほど。今夜もかなり冷え込んでいるなかではありますが、救出活動が続いています。

取材してる場所から真っすぐ200mほど先の、ライトで照らされている辺りに1つ大きな穴が空いています。現在は穴の中に何か直接的なアプローチをしているという状況ではありません。

何が行われているのかと言いますと、穴の中に重機を入れるためのなだらかなスロープを作る作業が行われているものと思われます。消防によると、そのスロープは31日中には完成させたいということです。

そうした作業は進んでいますが、直接的なアプローチができていないことに現場としてはもどかしさも感じるんですけども、それは避難所に身を寄せている方も同じようです。

「数週間程度は家に帰れない」と言われているそうですが、それでも「救助が第一だ」ということで、心配そうに避難所に設置されたテレビで救出活動を見守る姿が印象的でした。