全国で82か所 “陸上で養殖”増加のワケ

上村キャスター:
そんな「ご当地サーモン」が増加する背景には、海水を必要としない循環システムが確立したことがあるそうです。
水産庁の資料(1月1日時点)によると、サケやマス類のサーモンを、陸上で養殖している業者が82か所あるということです。
全日本サーモン協会のサーモン中尾さんによると、海での養殖では海水温が上がる前に水揚げをする必要がありますが、陸上養殖の場合は、▼通年での養殖が可能です。さらに▼生産量や在庫を把握しやすく、▼漁業権が必要ないので、参画しやすいということです。

異業種からも続々と参入しています。
水道局(宇都宮市・白沢浄水場)は、先ほどの「うつのみやストロベリーサーモン」を養殖しています。綺麗な水道水のPRのため、2024年1月から養殖を開始しました。
鉄道会社「JR四国」も、厳しい鉄道事業以外での収益拡大のために参入しています。
放送事業を行う「RKB毎日HD」(TBS系列)も、雇用の創出や地域経済の活性化のため参入しています。ゆくゆくは、ふるさと納税の返礼品などにすることで、地域の活性化につなげたいということです。














