岸田総理はきょう、「電力料金負担の増加を直接的に緩和する、前例のない、思い切った対策を講じます」と発表しました。電気料金の高騰が続く中、なんとか安くする方法はないのか?調べてみました。
■電気料金高騰 政府「思い切った対策を講じる」

岸田総理(10月3日 所信表明演説)
「家計・企業の電力料金の負担の増加を直接的に緩和する前例のない思い切った対策を講じます」
自民党 萩生田政調会長(10月2日テレビ番組で)
「(電気料金は)家庭で2割上がっており、半分ぐらいまでは戻していく必要がある」
日比麻音子キャスター:
電気料金はどれだけ上がっているのでしょうか。
【一般的な家庭の平均の電気料金】(東京電力HPより)
▼去年10月:7238円
▼今年10月:9126円
使用量が同じでも今年の10月は9126円ということで、3割弱増加するということです。では、安くなる方法は何かないのでしょうか?
■電気料金を安くするには? 「料金プラン」を見直したらどうなる?
まず、電気料金に関して「料金プラン」を見直せば安くなるのではないでしょうか?
【東京電力エナジーパートナーの「料金プラン」】
「プレミアム」=月々の使用量が多い家庭などに定額などがある
「夜トク」=夜間の使用量が多い人に対して夜間の電気料が少し割安になる
担当者によると…
「燃料が上がっている高騰している今は新料金プランの方が高くなってしまう場合もある」
【家電そのものを「省エネ家電」に変えた場合】
▼2005年モデルのエアコン=年間電気料金 2万6380円
▼省エネモデルのエアコン=年間電気料金 2万2630円
比べてみると年間3750円の節約ができるということですが、そもそも新しいものに買い換えると10万円とか20万円とかかなりお値段がかかりますので、難しいところですね。
ホラン千秋キャスター:
去年は今年よりも家にいる時間が長かったのにもかかわらず、今年の方が電気代が高くなっている実感があります。電気料金のやりくりはどうやっていけばいいのでしょうか?
ファイナンシャルプランナー 塚越菜々子さん:
電気代というのはそもそも好き勝手に使っている方はほとんどいなくて、節約という意味でも、エコの観点からも気をつけて使っている方が多いんですよね。家電も、よほど古いもの以外は省エネになっていることが多いので、そういった対策で激減することはなかなか考えづらいですね。なので、電気代だけにこだわらず、全体で見て固定費を改善していくのが早いケースが多いかもしれません。
ホランキャスター:
(電気料金が)上がってしまうのは仕方ないから他でどうにか節約できないかなということですね。