心の疲労骨折だった…
小学生のころは、運動会で団長を務めるなど「陽気な人気者」でした。しかし、無理をして八方美人を演じていたことに気づき、学校を休みがちに。中学校は、「素の自分を出せない場所」となり、怖くて登校ができなくなりました。

鉄道写真家 武川健太さん:
「心の疲労骨折ですね。蓄積疲労で折れてしまった」

1月14日、武川さんの実家の部屋を案内してもらいました。
武川さん:
「こちらが僕の部屋なんですけど、当時不登校、引きこもりで1年間外に出られないときはこの部屋で過ごしていた」

学校がある日も昼に起きて、テレビや読書。「どうすれば人に嫌われないのか」、明け方まで自問自答を繰り返しました。その生活は1年続きました。
武川さん:
「(同級生の)みんなが活動している時間に寝て、起きた時には下校時間になり、みんなが帰って家で過ごしている時間に(自分が)起きている時間を増やしたほうが心が楽だった」