注意するポイントは

▼張り替えられていないか見て触ってチェック
▼読み込んだ先のURLをチェック

サイバーセキュリティ専門家 増田幸美氏:
まず、「外にあるQRコードは読み込まない」というのを徹底していただきたいです。
例えば何かのポスターで情報が欲しいときには、そのサイトをブラウザで最初から検索する。ただ、検索してトップに出るのは広告枠なので、広告枠を飛ばしてナチュラルな検索の上位に出たものからアクセスしていただく。これがまずは一つのポイントになります。
どうしても払い込まなければいけないとき、例えばレジの隣にあるQRコードを読み込むときは、上からシールで貼られていないか確認をお願いします。

また、QRコードを読み込む際は、画面の向きにもポイントが。

サイバーセキュリティ専門家 増田幸美氏:
QRコードを読み込むとURLが出てきます。縦の画面で読み込むとURLの幅がすごく狭く出てきてしまいます。横にするとURLが比較的長く出ますので、URLが怪しいかどうかを見破ることができます。
また、特にIDを登録する系のQRコードは注意が必要です。
日本人の個人情報は、闇市場で最も高く売れます。名前・住所・クレジットカード情報など、新しいものであればあるほど、大体1人あたり5万円から6万円の値段で闇市場で売買されます。

恵俊彰:
URLの確認と、情報も入れない方がいいってことですかね。

サイバーセキュリティ専門家 増田幸美氏:
基本的には外に置いてあるQRコードで何かを登録するというのは避けていただきたいです。

弁護士 八代英輝:
安易にURLをクリックしないというのは割と浸透してきてますけども、QRコードは新しいので「比較的信用できる」と今まで思い込みがありましたよね。

コメンテーター 山之内すず:
ほぼQRなので、私はめちゃくちゃ使います。便利のためのQRがまさかこんなに色々なチェックをしないと危ないなんて、ちょっと盲点でしたね。

(ひるおび 2025年1月27日放送より)
==========
<プロフィール>
増田幸美(そうたゆきみ)氏
サイバーセキュリティ専門家
サイバーセキュリティ会社「日本プルーフポイント」所属
警察大学校で講師を務める