街中で見かける機会も多いQRコード。
今や国民の約半数が使っていますが、その便利さゆえに悪用される事件も。
QRコードを悪用した詐欺を見破るためにはどうすればいいのでしょうか?

「QRコード」悪用詐欺 日本が一番狙われている

総務省・経産省によると、QRコード決済の利用率は51.1%。約半数の人が使っており、決済の総額は1年で20.9兆円に上ります。
チケットの発行や、ポイント・クーポンの利用、Wi-Fiの共有時など、QRコードは生活に浸透しています。

弁護士 八代英輝:
レストランでメニューを選んだり、(QRコードを)読まないと先に進まないですもんね。

サイバーセキュリティ専門家の増田幸美氏は
「QRコードが意外と人を騙しやすいということに詐欺師が気づいた。今、日本が一番狙われている」と警笛を鳴らします。

偽のQRコードを添付したEメールは、全世界から日本に向けて月に約25万件送られています。しかも実は、日本あてのメールが全世界の84%を占めているのです。

サイバーセキュリティ専門家 増田幸美氏:
特に12月ぐらいから狙われています。
QRコードは携帯で読み込んでしまうと、URLを確認する暇もなくそのまま詐欺サイトに誘導されてしまうので、非常に危険なものです。

恵俊彰:
まずは何に気をつければいいですか?

サイバーセキュリティ専門家 増田幸美氏:
知っている人からもらったQRコードであれば読み込んでいただいていいんですが、街中にあるポスターや投函されたチラシに関しては気をつけていただく。
例えば最近多いのが、“〇〇ペイ”というQRコードで支払うタイプのものですね。これは対面でない場合には使ってはいけないので、対面でない場合に支払うように促されているものには特に気をつけていただきたいです。