明治安田生命サッカーJ2・アルビレックス新潟は、10月8日のホーム・仙台戦で「勝つ」か「引き分け」で、J1復帰が決まります。
アルビの試合といえば、サポーターの熱い応援が有名ですよね。応援に欠かせないのが、サポーターが両手で持って応援する「ゲートフラッグ」、通称「ゲーフラ」です。「ゲーフラ」を作る女性に話を聞きました。
燕市のアルビサポーター・川崎希代美さんです。
この日描いていたのは、イッペイシノヅカ選手のフラッグです。
青い絵の具の濃淡だけで、影を表現していきます。
この「ゲーフラ」はアルビの試合に欠かせない応援グッズで、数々のフラッグがスタジアムを埋め、チームを後押ししています。
川崎さんが描いたフラッグは、白地に青い絵の具というシンプルな色使いながら、大きく描かれた選手の顔が存在感抜群!
15年ほど前からフラッグ作りを始め、これまでに書いてきたフラッグは50枚以上。
下書きから色付けまで一晩で書き上げるんだそうです。
そんな川崎さん、本来のお仕事は…
【川崎希代美さん】「普段は金属の研磨、『磨き屋』をしています」
「磨き職人」の川崎さんがフラッグ作りを始めたきっかけ。
それは、アルビサポーターの父親・栄治さんの一言でした。
【川崎希代美さん】「その当時、私はサポーターではなかったのですが、アルビに夢中だった両親の、特に父親が『ゲートフラッグを描いてほしい』ということだったので、作り始めました」

娘が描いたフラッグを手に、アルビの応援に出かけるという父親の栄治さん。
【希代美さんの父親・川崎栄治さん】「予想以上にキレイで大感激です。サポーター仲間からも評判が高く、鼻高々です。娘の書いたフラッグを掲げて、選手の背中を押せたらいいなと思っています」
父親の依頼から始まった、川崎さんの「ゲートフラッグ作り」。
川崎さんのフラッグへの思いとは…
【川崎希代美さん】「自分の応援する気持ちをフラッグに込めて、それを表現できて、なおかつ選手にも喜んでもらえるのがやりがいです。フラッグはサポーターの輪が広がるきっかけになるものだと思っています」
J1昇格に向けて…。
サポーターの思いを追い風にピッチで躍動する選手に期待しましょう!