旧ソ連による人工衛星開発の衝撃「スプートニク・ショック」になぞらえる声も

「DeepSeekはAIでのスプートニクの瞬間だ」

アメリカの有力ベンチャーキャピタル「アンドリーセン・ホロウィッツ」のアンドリーセン氏が26日、「X」に投稿した文言だ。

今回の事態を人工衛星の打ち上げでソ連の先行を許した1957年の「スプートニク・ショック」になぞらえていて、アメリカメディアでは衝撃の大きさを説明する投稿として幅広く引用されている。

もっとも、これまで大きく値を上げてきたNVIDIAなどハイテク株の現在の株価を踏まえれば、下落は限定的だとの見方もあるほか、「DeepSeek」をはじめとする中国製AIの性能を疑問視する見方もある。本当にアメリカのテック企業の優位が揺らぐような状況になるのか、現時点では予断を許さないが、しばらくは米中両国のAIをめぐる動向が注目される局面が続きそうだ。