イタ飯ブーム 時代を表す中華まん 定番化への道は?

【中華まんは時代を表す?】
1987年:ウィンナーロール
1994年:イカスミまん(イタ飯ブーム)
2011年:富士宮やきそばまん(B級グルメブーム)
2020年:大豆ミートまん(SDGsを意識)
日比麻音子キャスター:
時代とともにいろいろなチャレンジをしているのですね。

山内キャスター:
今年度が60周年ということでリバイバルされている中華まんの一つが、あさりエキスで魚介のうまみが上がった、「イカスミまん」(2個入りで518円)です。2024年から限定発売されており、数に限りがあるため、なくなり次第終了です。

様々なチャレンジの中で、井村屋から「ピザ肉まん」が1979年に発売されました。餡にトマトとチーズを混ぜ込んで、現在よりも肉まん寄りでした。
肉まんやあんまんが定番の中、当時おいしさが評判となり大ヒットし、定番中華まんの仲間入りを果たしました。現在ではオリーブオイルやバジルを使用して本格志向のピザ寄りになっているということです。
しかし、ヒットするものもあれば、イマイチなものもあります。

定番入りを逃した中華まんの一つが1996年発売の「ビジネスまん」です。片手で食べられてビタミン補給ができるため、24時間働くビジネスマンやOLをターゲットに発売されました。
ただ、井村屋の担当者によると「酸っぱいソースと温かい生地の相性が良くなかったです」とのことで、半年で販売中止になってしまいました。
日比キャスター:
遊び心がいろいろあるわけですね。
今村翔吾さん:
いろいろ食べるのも美味しいですが、あれこれ巡ってまた肉まんに戻って来るのもいいかなと思います。
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<プロフィール>
今村翔吾さん
「塞王の楯」で第166回直木賞受賞
歴史・時代小説家