大分県立高校の推薦入試で特定の受験生に特別な加点が確認された問題を受けて、県教委の山田教育長は「審査の基準について透明性を高めていく」と述べました。

この問題は2023年実施された県立高校の推薦入試で特定の部活動の生徒に特別加点が確認され、文部科学省が県教育委員会に「不適切」と指導していたものです。

大分県教育委員会

問題発覚後、初めて開かれた24日の県教育委員会で経緯が説明され、委員からは公正公平な試験を求める意見が出されました。

(県教育委員)「一般入試とも公平公正にするようにきちんともう一度、再認識してほしい」「皆さんが納得されるような形で仕組みを作っていただけると、安心して受験していただけると思うので、慎重にやってほしい」

これを受けて、山田雅文教育長は推薦入試の意義に触れ、透明性を高めていきたいと述べました。

(県教委・山田雅文教育長)「どういう基準で審査をしてという、そこの透明性をきちんと高めていく。他県がどういうふうにしているかとか有識者の意見を伺いながらより良いものにしていこうと」