2月から大分県の日出生台演習場で始まるアメリカ海兵隊の実弾射撃訓練について、県と地元自治体は、九州防衛局に対し適切な情報開示などを要請しました。

県と地元1市2町でつくる「四者協」は24日、福岡市の九州防衛局を訪れ、中谷元防衛大臣と江原康雄局長宛てに要請書を提出しました。

日出生台演習場で2月27日から3月9日まで実施されるアメリカ海兵隊の実弾射撃訓練では車両110両、155ミリりゅう弾砲10門が使用されます。訓練は過去最大規模となる430人が参加予定で、「四者協」は訓練の適切な情報開示や安全管理の徹底を求めました。

尾野賢治副知事

(尾野賢治副知事)「情報が我々にとって一番欲しいし、住民の方々もそれを求めている。不安解消に努めてほしいということを申し上げたところです」

九州防衛局は「地元のみなさんへの影響が最小限となるよう取り組んでいく」と話しています。

また、演習場に隣接する宇佐市の是永修治市長も同様に九州防衛局に要請を行いました。