新潟の秋の味覚・食用菊『かきのもと』の知名度は、全国的にみると低いという小池さんは、むしろそこに可能性を感じています。
かきのもとを加工し、ピクルスを作るなど、6次産業にも積極的に取り組み、販路の拡大に挑戦。こうした発想は、周りの農家仲間にも刺激を与えているようです。

【鷲尾紀子さん・35歳】
「最近、小池さんと会って…すごい楽しい。いろいろ勉強にもなるので」
【駒澤悟さん・43歳】
「ちゃんとビジョンを見据えながら就農している。答えを持ちながらやってるなって。すごく尊敬できるところではあります」

毎日が新たな発見や学びの連続だという小池さんの描くこれからの夢は、いろいろな人が手軽に農業に参画できるような場所を作っていくこと。

「もうちょっと農業を身近なものにしていきたい。そうすると、食べ物のありがたさみたいなのが変わってくるのかなって」
「これから新たに農業始めようという人が増えてくれたらいいなって思ってます」

農業の可能性を信じ歩み出した小池さんの挑戦は、まだ始まったばかりです。