
実際に【4・4・8呼吸法】を活用している青山学院大学の田中悠登選手に聞きました。
青山学院大学陸上競技部主将 田中悠登選手
「どうしても試合前に緊張してしまって、なかなか寝ようと思っても寝付けないことが多かったんですけど、4・4・8呼吸法を取り入れることによってスーッと入眠できるようになりました。
『緊張』って自分でコントロールしづらいものだと思うんですけど、しっかりと試合に向けて整えられるという感覚はあります。
仕事や就職活動、大学の試験などいろいろ緊張する場面が多いと思うんですが、継続して良いパフォーマンスを出すことにつながるかなと思います。」

さらに、続けることで血管にも変化が。
【4・4・8呼吸法】が動脈の血管壁の硬さに及ぼす効果を調査したところ、硬さが改善され上の血圧も低下。続けることで意識的に“動脈硬化リスク”を制御する可能性があることが分かりました。
集中力を高め能力を発揮できるようになる【5・5・5呼吸法】

【5・5・5呼吸法】は、副交感神経を高めて適度な緊張を保ちつつ、上がり過ぎた交感神経を整えてくれる。過酷な状況でも心身をコントロールできる呼吸法です。
不安や興奮、恐怖をその場で抑える効果があり、アメリカの軍隊やNASAでも使われているそうです。
根来秀行客員教授:
吐く時間が少し短くなることで、吸気と呼気が1対1になるんですね。それが交感神経もちょっと安定させてくれる。
【5・5・5呼吸法】
〔1〕楽な姿勢でイスに座り、鼻から息を吐き切る
〔2〕お腹を膨らませながら「5秒」かけて鼻から息を吸う
〔3〕「5秒間」息を止める
〔4〕お腹をへこませながら「5秒」かけて鼻から息を吐く
※〔2〕~〔4〕を繰り返す
※無理のない範囲で実施してください