災害時に、性別などに捉われず快適に過ごせる避難所の運営を目指し、青森県三戸町の小中学生が訓練を行いました。
体育館に個別に仕切られたスペースが整然と並びました。震度6強の地震により設けられた避難所を想定しています。
この避難所の設営と運営訓練に臨んだのは、三戸小・中学校の子どもたち、約200人です。
訓練は、三戸町と「SDGsパートナーシップ協定」を結ぶ青森テレビが、青森県民共済の協力を得て行いました。
避難所には、障害のある人や妊娠している人など配慮が必要な人もいるため、こどもたちはプライバシーを保てるよう居住スペースのほか、おむつ交換スペースなどを設置。迷子や支援物資の到着を知らせる掲示板も運営しました。
参加した子どもは
「災害があった時には素早く冷静に、ほかの人も考えながら行動することが大切だと思いました」
「ルールを決めたりして、いろいろな人が快適に過ごせるように考えました」
子どもたちは、性別などに捉われず互いに認め合える避難所の在り方を学びました。