昭和100年にあたる今年、MBCでは「昭和からのメッセージ」と題し、かつての映像とともに昭和の出来事などをお伝えしています。

県内12地区の女性ランナーがたすきをつなぐ、県地区対抗女子駅伝、通称・かごしま女子駅伝です。世界で戦うトップランナーも輩出したこの大会、その歩みを振り返ります。

早春の霧島路を舞台に、中学生から一般・実業団ランナーまでがたすきをつなぐ、「鹿児島県地区対抗女子駅伝競走大会」。

昭和63年(1988年)に、鹿児島女子長距離界のレベルアップや、地域おこしを目的に始まり、これまでに、のべ2600人以上がたすきをつなぎました。

それまで、男子選手がふるさとのたすきをつなぐ県下一周駅伝はあったものの、女子の駅伝は黎明期。地区を背負う、大きな大会はありませんでした。

そんな中迎えた記念すべき第1回大会。初めはこんなトラブルも…。

(藤原さん実況)「今ちょっと号砲はなりませんでしたけれども、各ランナーがスタートしました。鉄砲が不発だったようであります」

今よりも短い5区間18キロで12地区が競い、川辺チームが初代女王に輝きました。