オランダ料理×おにぎり 選ばれたのは『バーでの定番』と『家庭の味』

 このプロジェクトに参加を決めた国のひとつがオランダです。

 (在大阪オランダ王国総領事館 マーク・カウパース総領事)「日本とオランダの友好関係をおにぎりで表すのはとてもすばらしいですね」

 オランダは、パビリオンに併設するカフェで本場の料理を出す予定ですが、おにぎりを通してオランダの食文化をより手軽に味わってもらおうというのです。具材として選ばれたのは、オランダを代表する2つの料理、『ビターバレン』と『ヒュッツポット』です。

 ビターバレンは、オランダ式の丸いコロッケ。牛肉や玉ねぎにクミンやナツメグなどのスパイスを加え、衣をつけて揚げたもので、現地のバーで定番のメニューです。

 【オランダ・アムステルダムにて】
 (客)「ビターバレンはフライパンからそのまま提供されていつも熱すぎるんです。食べて…すぐに冷やすためにビールを飲みます。こうやってね」
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 おにぎりに入れるもうひとつの料理、ヒュッツポットは、ニンジン入りのマッシュポテトでオランダの家庭料理です。大阪に駐在する総領事が自ら作ってくれました。

 (マーク・カウパース総領事)「子どもの頃は、学校から帰るとアイススケートをします。家に帰るとお母さんが『ほら、ヒュッツポット作ったわよ』と言うんです。それでおなかを満たして元気を回復します。それが冬にヒュッツポットを食べる私の思い出です」

 トロトロになった野菜をつぶして皿に盛り、ソーセージなどの肉類を添えれば完成です。