野菜の高騰が続いています。農林水産省(1月15日発表)によりますと、キャベツの小売り価格は平年の3.3倍。白菜は平年の2.2倍となっています。

 そんな中、今、“狙い目”の野菜はあるのでしょうか。せっかく買った野菜をダメにしない“保存のコツ”とは?そして、日本の野菜の今後は…。農作物の流通などに詳しい明治大学・作山巧教授らの見解をまとめました。

キャベツの価格は平年の3.3倍!白菜は2.2倍!

 まず、現在の野菜の価格は、平年に比べてどれほど高くなっているかというと…

 ▼玉ねぎ:1.2倍
 ▼にんじん:1.4倍
 ▼ねぎ:1.5倍
 ▼トマト:1.5倍
 ▼大根:1.8倍
 ▼レタス:1.9倍
 ▼白菜:2.2倍
 ▼キャベツ:3.3倍
 ※農林水産省「食品価格動向調査」1月6日の週の調査(全国470店舗)過去5年の平均価格と比較

 全体的に値上がりしていて、キャベツに至っては、なんと3.3倍。「キャベツが高いから白菜を買う」という人が多くなってきているため、あまり生産量が減っていない白菜も品薄になり高くなっているようです。