実家が全壊「わしはあかん…」息絶えた父 泣き叫んだ母

神戸市東灘区に住む山下准史さん(63)。1995 年 1 月 17 日、激震が襲ってきた瞬間は、いまでも鮮明におぼえている。
(山下准史さん)
「まずすごく大きな音が近づいてきて。妻とベッドで寝ていたんですが、体が飛び跳ねる、何が起こっているかわからないけど、真っ暗な中でとにかく体は飛び跳ねていました。マンションの駐車場でつぶれた車のクラクションが鳴り響いたり、マンション自体の警報音も、周り全体で鳴り響いたりして。とにかくすさまじい音でしたね」