「遠因死」自宅と最愛の妻を失った男性

橋本嘉男さんは震災で自宅が全壊。妻は大阪の病院に運ばれたが、クラッシュ症候群で亡くなった。娘は必死に励ましたが、放心状態の嘉男さんは3月に行方不明に。その後、山中で自ら命を絶っていたのが見つかった。あの震災がなければ、と娘は悔やむ。

「失意のどん底で、生きていく意欲を無くした父の死は、普通の死でしょうか。今でも父の死は震災の被害の死だったと思って、銘板の掲示を希望しました」
橋本嘉男さんは震災で自宅が全壊。妻は大阪の病院に運ばれたが、クラッシュ症候群で亡くなった。娘は必死に励ましたが、放心状態の嘉男さんは3月に行方不明に。その後、山中で自ら命を絶っていたのが見つかった。あの震災がなければ、と娘は悔やむ。
「失意のどん底で、生きていく意欲を無くした父の死は、普通の死でしょうか。今でも父の死は震災の被害の死だったと思って、銘板の掲示を希望しました」