「しまね和牛」の積極的な取引に期待して幕が開きました。
松江市にある島根中央家畜市場で15日、子ウシの初競りが行われ、平均価格が去年を上回りました。
「よーお。(拍手)もう一丁。」
初競り前にセレモニーがあり、会場の肥育農家と共に三本締めで景気を付けました。
JAしまね畜産部・石倉功 部長
「光熱費、電気、ガスと油代、あと、えさ。これはやっぱり世界情勢の不安な情勢と円安っていうのが非常に効いております。2、3年前からすると1.5倍から2倍位(高い)。」
和牛のオリンピックと呼ばれる2022年の全国和牛能力共進会で「しまね和牛」は肉質評価1位など好成績を上げた一方、コロナ禍や世界情勢の不安感、えさ代をはじめ経費の高騰で畜産農家の経営が圧迫され、
子ウシ相場回復が関係者の悲願です。
「入場番号1番。去勢。317キロ。」
肥育農家は、子ウシの姿や血統などを参考に入札します。
「71万8000円。105番さん、ありがとうございます。」
15日はおよそ250頭が出品され、103万8400円を最高に平均56万4530円と去年の初競りを4万円程、上回り県とJAでは牛肉の需要回復と合わせ相場の反転を図りたいとしています。














