「ビデオテープ2025年問題」第三弾。とある博物館では、71歳の学芸員がたった1人で、貴重な映像の“救出”に奮闘しています。
日本のテープは「劣化しやすい」
デッキの販売終了から8年が経過し修理も困難になる中、テープ自体の劣化も進み、2025年にはほとんどの磁気テープが見られなくなる可能性が…。
安住紳一郎アナは、「本当かな〜?だって自分の家にデッキとビデオがあれば全然、見られないってことはないもんね」と懐疑的ですが、ビデオデッキが家にあっても、安心できません。

自宅に眠っているテープは、劣化やカビが発生している可能性もあり、再生できない危険は日に日に増しているのです。
『カメラのキタムラ』浦郷拓人さん:
「ビデオテープは高温や湿度に弱い。なので世界中で起きている問題ではあるけど、湿度が高い日本のテープは劣化しやすい」
「20年前のテープに残る」日向坂46・松田好花
すでに多くの人や企業がビデオテープのDVD化・データ化にのりだし、依頼は急増。日向坂46の松田好花さんも、正月休みに実家からテープを“救出”してきました。
ラベルに書かれていたのは【2004 バレエ発表会 初舞台】

早速、データ化し中身を確認すると、バレエの衣裳を着た当時5歳の松田さんの姿が。
初舞台の前で緊張してるのか、笑顔はなく大きな目でじっとカメラを見つめています。

お母さんに「どんなポーズで写真撮るの?やって」と言われ、硬い表情のまま両手を広げてポーズ。
一転、舞台の上では堂々と踊り、きりりとした表情に。3歳から始めてアイドルになるまで続けたバレエの、思い出の一コマです。

「写真では見たことがあったけど映像では初めてなので、とても嬉しい」と笑みがこぼれる松田さん。
他にも誕生日を祝う様子やお遊戯会など、たくさんの思い出が記録されていました。
