今、SNSで話題になっている「立つだけダイエット」。一体どんなものなのか?その効果は?年末年始を挟んだ12日間で検証してみました。
「立つ時間」を増やすと「内臓脂肪」が減る
「立つだけダイエット」の提唱者、京都府立医科大学・医学研究科の小山晃英さんによると、1日の中で<座っている時間>は「平均で、起きている時間の半分以上」とのこと。
この<座っている時間>を減らすだけでダイエットできるといいます。
『京都府立医科大学』小山さん:
「ちょっとでも<立つ時間>に置き換えて消費カロリーを上げる。座っている時よりも立つことで、消費カロリーは約1.3倍。一番すぐに落ちるのが内臓脂肪です」

2020年に発表した研究によると、
▼座る時間が2時間増える⇒【内臓脂肪の面積が1.145㎠ずつ増加】
▼立つ時間が2時間増える⇒【内臓脂肪の面積が0.763㎠ずつ減少】

つまり内臓脂肪を減らすことによってウエストを細くする、それが「立つだけダイエット」。普段デスクワークしている人は、より効果的だといいます。
「立つ」+「体の動き」で効果アップ

今回挑戦するのは、THE TIME,マーケティング部の西堀文部員(25)。
検証前のCT測定の数値は、
【内臓脂肪の面積】⇒35.1㎠
【腹囲】⇒80.4cm
計測した『心臓血管研究所付属病院』(東京・港区)の放射線技師によれば、「画像での見た目も全然内臓脂肪がないので、だいぶ痩せている」とのこと。

年末年始を挟んだ12日間の検証で、内臓脂肪が少なめの西堀部員でも痩せることはできるのでしょうか?
■検証1日目
早速、立ちながら本を読む西堀部員。しかし1時間ほどで足に疲れが…。

実は、1日の中で“小刻みに”立つ時間を増やすのが疲れないコツ。
1回で立つ時間は数分でも、合計で1時間になれば消費できるカロリーは同じなんだそうです。
そして、立つ時のコツはもう1つ。
『京都府立医科大学』小山さん:
「じっと立っているだけじゃなく、片足に重心がかかるように体重移動があったり、ちょっとずつの動作を積み重ねると消費カロリーもちょっとずつ上がる」
「立つこと」に加えて「体が動く」ことでダイエット効果がアップ。背中を伸ばすなどのストレッチでもカロリーが消費できるといいます。

■検証2日目
この日はCM撮影の日。スタンバイで一緒になった俳優・内藤剛志さんも一緒に立って協力してくれましたが、「痩せるかコレ?どういうことよ?」とやや訝し気…。

ちなみに内藤さんは、台本などを読む時は普段から立っているといいます。
内藤さん:
「刑事モノが多いじゃん。固有名詞とか覚えにくいものがあるから、動いている方が集中力が高くなる。昔は公園をゆっくり歩きながら『死亡推定時刻は…』みたいな」
西堀部員:
「怖い…(笑)」