2022年9月29日で、日本と中国が国交を正常化して50年となります。今、中国のインフルエンサーたちが注目しているのが“国潮”です。中国のZ世代を中心に自国のオリジナルブランドを支持する動きが出ていて、日本製品が爆買いされていた時代とは様子が変わってきています。
■中国Z世代で注目集める新トレンド“国潮”とは?

今、中国のSNSに数多く投稿されているのが…
女性インフルエンサー
「昆明の国潮ブランド菓子だよ!麻雀緑豆ケーキはマージャン牌の形で、甘すぎないし、子供も大人もみんな大好きだよ」
男性インフルエンサー
「今日は今年一番人気の4つの国潮ブランドをチェックしてみよう」
インフルエンサーたちが紹介しているのは「国潮」(こくちょう)の商品。
「国潮」とは「中国」と「潮流」を掛け合わせた造語で、中国伝統の要素を取り入れた彫刻が入ったリップや、漢字のロゴを取り入れた中国オリジナルブランドを支持する動きのことです。

「国潮」を取り入れるのは90年代半ば以降に生まれたいわゆる“Z世代”の若者たち。
記者
「国潮商品を持っている?」
国潮商品を身に着ける男性
「この指輪。国内のデザイナーがオリジナルで作っているすごいブランドだよ」

国潮ブランドのジーンズを履く女性
「ショッピングモールなどでも、ここ1~2年で明らかに国潮ブランドのお店が増えていますよ。前はZARAとかすごく買っていたけど、なんとなくハイブランドの真似みたいな感じもするし、中国国内の個人デザイナーのデザインセンスはもっと良かったりする」