創作を通じて能登の復興に寄り添う
2025年1月より、能登半島復興支援メンバーシップ「つなぐSupportNOTO note」が、創刊されました。「つなぐSupport NOTO note」は、note社が提供されている月額サブスク方式の「メンバーシップ」というサービスを活用し、「花咲くいろは~いつか咲く場所~」の出版レーベルでもあるparubooksさんの運営で、2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」、9月下旬に発生した「奥能登豪雨」で甚大な被害を受けた能登半島の復興を、創作活動を通じて支援するための取組みです(月額800円)。

北陸4県ゆかりのクリエイター5名による、「ここでしか読めない能登半島地震被災地ゆかりの作品」が、これから各人が最低月1回のペースで投稿していきます。1/6時点で、上田聡子先生の小説「コン狐(前編)」、藤本の短編小説「囲炉裏」とその解説が掲載されています。
メンバーシップの運営予定期間は10年間です。私は、最初にこのお話をお伺いした時に、10年間という期間について考えました。創作として月に1作品を執筆すると考えると長く感じるかもしれません。けれど「何のために書いていくのか」を考えると、10年という期間を短いとすら感じます。
この10年を、私たちの創作を通じて、「能登のファンになってもらう」そういう気持ちを込める月日にしていきたい。そんな思いで、1作品目の「囲炉裏」を書き上げました。募金とはまた違う、創作を通じた寄り添いのかたちがあることを、多くの人に知っていただきたいと、parubooksの佐古田さんともとやスーパーさんの協力を得て、11/30のもとやスーパー復活祭に会わせて、ポスターの展示を行っていただきました。
南砺市のアニメ制作会社・ピーエーワークスのアニメーター、髙田友美さんの手による愛らしいイメージイラストの背景に描かれているのは、もとやスーパーさんにほど近い、町野町粟蔵の里山と田園の風景です。能登の美しい日本の原風景が戻ってくるまでには、10年という歳月では足りないかもしれません。
それでも、このメンバーシップを通じて能登の美しさ、そして厳しい冬を耐え抜いてきた逞しさを感じていただければと願ってやみません。Support NOTO 復興支援プラン(特製ステッカー付)が、先着50名を対象にご用意されておりますので、ぜひご覧になって頂ければと思います。