能登半島地震や奥能登豪雨で被災した着物の帯を使った「復興のオブジェ」が、年末年始の期間中、JR金沢駅に展示されます。

鳳凰の翼と龍の蛇腹をイメージした高さ3mのオブジェ「鳳龍」は、家屋が被災し保管できなくなった着物の帯50本を集めて制作され、大阪・関西万博でも展示されました。

帰省客や観光客が多く訪れる年末年始に、JR金沢駅の観光案内特設ブースに飾られることになり、25日は関係者によるセレモニーが開かれました。

日本きもの文化振興会の篠原勉理事長は「創造的復興とか言われているが、ともすれば風化してしまうから、いろいろなところで展示して思いを伝えていけたら」と話しました。オブジェは年明けの2026年1月11日まで展示されます。