能登に舞い降りたたくさんのサンタさんたち
2024年12月、奥能登豪雨発災以前からまちの保育園さんのご協力を得て計画していた、「サンタさん企画」を始動させました。
Amazonほしいものリストより、お子さまたちからヒアリングしたプレゼントを募り、全国のみなさまに「誰かのサンタさんになってもらう」という取り組みです。
Amazonほしいものリストを公開してすぐにたくさんの方々からのご支援が集まり、また、「他のお子さまたちも支援できたら」というお声を受けて、南志見地区子ども会さん、およびもとやスーパーさんで行われたクリスマス会用のプレゼントを別途募らせていただきました。
雪や道路事情の関係で配送が不安定であることから、私が一次受け取りを担当させていただき、ひとつひとつラッピングして、みなさまにお届けさせていただきました。

12/24に行われたクリスマス会では、まちの保育園の園児のみなさんは、たくさんのプレゼントを本当に嬉しそうに受け取っていらっしゃいました。当日は、保育園で一度プレゼントをラッピングから取り出してみたのですが、欲しいと願っていたプレゼントが届いたことを知った園児さんたちは、とても嬉しそうで目がキラキラ輝いていたそうです。その後も、「家に帰って早速遊んでいました」と、おやつタイムでもプレゼントを大切に抱えているご様子を保護者の方からお写真つきでご報告いただきました。

12/25のもとやスーパーさんのクリスマス会では、若社長さんと町野町の有志の方がサンタさんに扮してくださり、お子さま方に「待ってたよ!」と優しく語りかけながら、たくさんのプレゼントからひとつひとつ丁寧にお渡ししてくださいました。小さなお子さまのおもちゃだけでなく、小学生や中学生、高校生にも行き渡るように、メモ帳や折り紙のパズル、シャープペンシルなど工夫させていただいたプレゼントに、みなさまとても喜ばれたご様子でした。

12/26は、南志見地区子ども会さんのクリスマス会でした。小さなお子さまから、高校生までの総勢16名のお子さまのいる南志見地区では、みんなでクリスマスデコレーションのミニパフェを作って、楽しまれたご様子です。町野町ご出身の方が事前に届けてくださった、「お菓子のクリスマスツリー」も、「子どもだけでなく、大人にも夢のお菓子です」と大変喜ばれました。
たくさんのサンタさんからお預かりしたプレゼントは、本当に喜ばれていて、特にビーズなどのちょっとした手芸系のプレゼントをもらったお子さまは、作ったものをみなさんにプレゼントするなど、ありがとうの気持ちがあたたかく繋がっています。
当日、発熱で欠席となってしまったお子さまにも、南志見地区子ども会の方がプレゼントを届けてくださいました。奥能登豪雨で特に大きな被害を受け、お友だちだった「ぬいぐるみ」さんたちが行方不明になってしまったというご事情で、サンタさんにたくさんのぬいぐるみさんをお願いしたところ、優しいサンタさんたちのお陰で、またお友だちになることが出来たようです。
「お友だちがいるから怖くないよ」と、お布団にお友だちを寝かせて安心して眠られるご様子をお伺いしたとき、「サンタさん企画」をはじめて、本当によかったと強く感じました。
「サンタさん企画」に賛同してくださった、たくさんのサンタさんに改めて御礼申し上げます。お子さまたちのサンタさんになってくださり、本当にありがとうございます。これからも能登のお子さまたちにあたたかなお心を寄せて頂けますと、本当に心強いです。