インフルエンザ「A型」「B型」のギモン
【症状の違いは?】
インフルエンザA型とB型は、どちらも発熱、咳、筋肉痛などの症状を引き起こします。A型の方が高熱が出やすく、全身症状が強い傾向があるのに対し、B型は消化器症状(嘔吐や下痢など)が特徴的です。ただし、症状だけでA型かB型かを判断することは難しく、検査が必要となります。
【検査やワクチンに違いは?】
医療機関では、A型・B型・新型コロナウイルスを同時に検査できるキットが使用されています。また、インフルエンザワクチンは、A型と同様にB型にも有効です。小林医師は、今後B型の流行が懸念されることから、「今からでもワクチンを接種するのは遅くない」といいます。
【A型に感染後、B型に感染する可能性は?】
A型にかかった後にB型にかかる可能性があるといいます。A型とB型は異なるタイプなので、A型の抗体がB型に効果を発揮することはありません。一度インフルエンザに感染しても、油断せずに予防対策を続けることが重要です。
【B型にもタミフル・ゾフルーザなどの薬は有効?】
小林医師によるとB型にも有効だといいます。ただ、B型は嘔吐や下痢といった症状があるため、消化器系の薬を追加で処方することもあるということです。受験シーズンを前に心配している人も多いと思いますが、予防的に薬を服用する場合は自由診療になるため医師に相談してください。















