毎年100人の子どもが発症 「インフルエンザ脳症」とは

 インフルエンザウイルス感染によって引き起こされるインフルエンザ脳症。けいれん、意識障害、異常行動などの症状が現れ、重症化すると後遺症が残ったり、命を落とすこともあるといいます。日本では毎年約100人、多いときには300人近くの子どもがインフルエンザ脳症を発症しているそうです。

 小林医師によると予防には、ワクチン接種が有効だといいます。また、子どもがインフルエンザを発症した際には、以下の点に注意する必要があります。

・子どもの異変に注意する:けいれん、意識障害、異常言動、繰り返す嘔吐など、いつもと違う様子が見られたら、すぐに医療機関を受診

・解熱剤はアセトアミノフェンのみ:アスピリンなど大人用の解熱剤は、ライ症候群を引き起こす可能性があるため、家庭で判断しない