官公庁は6日が仕事始めです。石川県の馳浩知事は、2025年の1年を「復興元年」と位置づけ、能登の復興に向け輪島港・珠洲市の飯田港の機能強化や能登駅伝の復活に意欲を示しました。

県庁で年頭挨拶を行った馳知事は、「復旧に取り組んできた」と2024年を振り返った一方、新たな年を能登半島地震からの「復興元年」と位置づけたうえで、創造的復興へ全庁を挙げて取り組みたいと意欲を示しました。

石川県・馳浩知事「新年度から輪島港・飯田港に新たな埋め立て地を造成することにした。(マリンタウン横の)新たな埋め立て地については分散している漁業協同利用施設の移転・集約の地とする」

輪島港では、地震による海底隆起で「船だまり」に土砂が堆積し漁船を係留できなくなったほか、複数の施設が被害を受けいまだに荷さばき所が十分に機能していません。

県はこの土砂を活用し、マリンタウン横に新たな埋め立て地を造成、荷さばき所などの漁業施設を移転・集約することで機能強化を図るということです。