医師が勧める!“冷え対策”に効果的な入浴法3選

■湯船の温度は何℃がいい?時間は?

早坂先生によると、湯船に浸かる時間の目安は、10分間。温度は少しぬるく感じるかもしれませんが、40℃くらいがオススメとのこと。体温が0.5~1℃上がる程度が、お風呂を上がった後も体をあたたかく保てるようです。

また、長時間のお風呂に入るとのぼせることがありますが、この「のぼせ」というのは、熱中症と同じ症状です。脱水で、血圧も下がるため、湯船に浸かる時間は15分までにとどめましょう。お風呂に入る前は、水分補給も忘れずに。

■「湯船に3分間→冷えが気になる部分にシャワー」×「2、3回」

その他にも、体の冷えが気になる部分の“温冷交代浴”が効果的とのこと。まずは40℃のお風呂に3分間入った後、手先や足先などの冷える部分に30℃程度のシャワーを1分ほどあてます。その後また湯船に浸かるというのを2~3回繰り返すといいということです。

早坂先生によると、あたたかい湯船に入ると血管が拡張し、少し冷たいと感じる温度のシャワーを浴びると血管が収縮。血管がポンプのように伸び縮みすることで、血流の流れが改善するということです。

■入浴剤を入れるなら「炭酸系」のものを

炭酸ガスは皮膚から吸収されて血管を拡張させるため、血流の流れをよくします。これが冷え性の改善につながるといいます。