ウクライナの和平をめぐり、アメリカとウクライナが協議を進めている20項目の計画に対し、ロシア側が大幅な修正を求める方針であると報じられました。
アメリカのブルームバーグ通信は24日、ロシア政府関係者の話として、アメリカとウクライナが協議を進めている和平計画について、ロシアにとって重要な条項が欠けているほか、多くの課題に対応できていないとして、大幅な修正を求める方針であると報じました。
具体的には、▼ロシアが要求している戦闘終結後のウクライナ軍の人員や保有兵器の制限のほか、▼制裁の解除、▼各国で凍結されているロシア資産の取り扱いなどを明記するよう求めているとしています。また、NATO=北大西洋条約機構の東方拡大の停止を保証することなどが含まれていないこともロシア政府は問題視していると伝えています。
20項目の和平計画をめぐっては、ウクライナのゼレンスキー大統領が23日、NATO加盟国の集団防衛に準ずる「安全の保証」のウクライナへの適用などが含まれていることを明らかにしていますが、ロシア側は「典型的なウクライナ側の案だ」との認識を示しているということです。
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