■賛否別れた国葬 約4200人が参列

会場のそばでは、武道館への到着にあわせ、19発の弔砲が発射されました。

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「ただいまご遺骨が正面玄関にご到着になりました」
葬儀委員長である岸田総理に続き、昭恵さんが遺骨を抱えゆっくりと入場。雪化粧をした日本の山々をイメージした式壇に遺骨が供えられました。

式場には歴代総理の姿やアメリカのハリス副大統領、インドのモディ首相の姿も。最前列には秋篠宮さまご夫妻や佳子さまら7人の皇族方が並ばれました。
黙祷のあと、会場の大型スクリーンには憲政史上最長の任期をつとめた安倍氏の功績をまとめた映像が流されました。
友人代表として追悼の挨拶に立ったのは安倍政権で官房長官をつとめた菅義偉前総理。

菅前総理
「総理、あなたは常に笑顔を絶やさなかった。あらゆる苦楽をともにした7年8か月、私は本当に幸せでした」
その後、皇族の方々が花を供え、続いて岸田総理から順々に、フランス・サルコジ元大統領、IOCバッハ会長、拉致被害者家族・横田早紀江さんなど、国内外の参列者らが献花を行いました。
■一般献花に長蛇の列 沖縄からきた家族も
山本 恵里伽キャスター
「午後4時すぎです。午前9時半から始まった一般献花ですが、この時間になっても列は途切れることがありません」

一般献花の受付は当初、午後4時まででしたが希望者が相次いだことから1時間延長されました。
警察官
「献花できない可能性がありますので、ご了承お願いします」
受付時間ギリギリの午後5時に列の最後尾に並んだのは沖縄からきた家族。献花台にたどり着くまでの間にすっかり日が暮れてしまいましたが、1時間弱で献花台にたどり着くことができました。

父親
「間に合って良かったです」