日本武道館で安倍元総理の国葬が行われました。
当日になっても都内では反対派のデモが続いた一方、一般献花には長蛇の列ができました。賛成、反対、様々な意見があり、“分断を招く”との指摘もある中で行われた今回の国葬。今後、何か影響はあるのでしょうか。
■安倍氏国葬“分断”の中営まれる

デモ隊
「帰れ!帰れ!帰れ!」
国葬反対のデモ隊に浴びせられる帰れコール。

記者
「国葬賛成派と反対派のデモがぶつかっています」
国葬反対派
「国葬反対!」
国葬賛成派
「お前ら日本人かほんまに!」
世論を二分したまま国葬の日を迎えました。

内閣府が設けた献花台。訪れた人々の長蛇の列は1キロメートル以上続いていました。中には遠方から来ている人も…。
沖縄から訪れた人
「これだけ大勢の方が献花に来てくれて慕われていた総理だなと」

岡山から訪れた人
「岡山から参りました」
ーー国葬に100%賛成の立場ですか?
「もちろん100%賛成です」
父親と山梨県から来たという中学1年生は。

山梨から訪れた中学1年生
「自分も政治家になって安倍さんに会ったりしたいと思っていましたが本当に…安倍さんが亡くなってしまったのでこういう瞬間に最後に感謝を伝えようと」
国会前では国葬に反対する人たちが集まり声を上げました。

デモ隊
「国葬反対!」
仙台から来た参加者は。

仙台からデモに参加 大学生(20)
「強行されても反対の声があるという事実が意味があることだと思って。国会を開けと言っているのに開かない。いつから閣議決定はそんなに強い意味を持つようになったのか」
女性が手を合わせていたのは渋谷にある安倍元総理の自宅前。危険物がないか、警察犬が周囲を警戒していました。

そして午後1時すぎには自衛隊の儀仗隊約20人が到着。敬礼を行いました。そして…
記者
「安倍元総理の遺骨を乗せた車が、東京・渋谷区の自宅を出発しました」
安倍昭恵さんと安倍元総理の遺骨を乗せた車は、一度、防衛省を経由。その後国葬が行われる東京・千代田区の日本武道館に向かいました。