Jr.の管理は主にジャニー氏が行う「スタッフもJr.にタッチさせない空気」

とりわけ被害が多かったのは、ジャニーズJr.。デビュー前にバックダンサーをする
子どもたちです。

Jr.の管理を主にジャニー氏が行っていたため、在籍がきちんと記録されておらず、補償の判断をさらに難しくしていました。

当時Jr.に関わっていたスタッフはほとんどが事務所を辞めており、申告者の在籍確認には元Jr.も協力していました。

元ジャニーズJr. A氏
「(Jr.は)基本的にジャニー氏の管轄。事務所のスタッフも基本的にJr.にタッチさせない空気があった」

芸能界のトップに君臨した人物の、裏の顔。Jr.から見れば、ジャニー氏はデビューを決める絶対的な権力者でした。

ジャニーズ人気の高まりとともに、数十人から始まったJr.の数も、ジャニー氏が亡くなる頃には300人規模に。被害も拡大していきました。

ジャニー氏による性加害を、東山氏は「噂としては聞いていた」と発言しています。

膳場キャスター
「合宿所への出入りもされている東山さんが、噂で留められていたこと自体がすごく不思議」

SMILE-UP. 東山 社長
「それが僕の反省点ですね、やはり今となっては」

膳場キャスター
「私は今、9歳の女の子を育てているんですけれども、性被害に遭ったら本当に辛いなと思って。ショッキングじゃないですか、内容的に。それでも確かめようという気持ちにはならなかったのですか」

SMILE-UP. 東山 社長
「年功序列が大変厳しい世界でした。僕自身も忙しかったし、若かった。芸能界っていろんな噂があるので、それを一つ一つ検証する作業もなかなかできないとは思う」

膳場キャスター
「ジャニー氏の性加害について、今改めて思うところを伺いたい」

SMILE-UP. 東山 社長
「生前になぜ止められなかったのかといういうことですね」
「あのときにきちんと向き合っていたら、被害を受けた方はもっと少なかったのかなという気持ちもあります」

ジャニーズJr.の内部で何が起きていたのか。

合宿所で繰り返し被害に遭ったという元Jr.が、初めてカメラの前で取材に応じました。