記者
政治とカネを巡る問題にも注目が集まった1年。国会で政治改革3法が成立したが、受けとめは?

林官房長官
衆議院選挙で自民党は、国民から叱責をいただいたと受けとめています。
結果、少数与党で野党の声を聞きながら、国会として物事をまとめていく状況になりました。難しい課題もありましたが、まとまって成立したことは、非常に大きな一歩だったと思っています。

国民に叱責・心配されることを2度と起こさないよう、政府としてしっかり運用されるようにしていくことが今後大事になると思います。

記者
少数与党の厳しい情勢の中で、新年、どう国政を進める?

林官房長官
臨時国会で、少数与党の中で政府側も党も試行錯誤し、結果として補正予算も多くの党の賛同を得て成立しました。
総理が常々話すように与野党の垣根を越えて、いろいろな党の意見をしっかり丁寧に聞いて、いい意見があればどんどん取り入れていく、こういう姿勢が結果につながったのではないかなと思います。
いわゆる「熟議の国会」ということかもしれませんが、そういう姿勢を来年もしっかりと堅持していくことが大事なことだと思っています。

記者
来年夏には参院選があるが、自民党としてどう戦う?

林官房長官
丁寧な姿勢で予算をはじめ、各種の法律など政策をどう成立させていくか、地道に行っていく中で国民の信頼や支援をいただくことだ思います。選挙期間だけで国民の皆さんが判断することではないと思います。