1月2日・3日に開催される箱根駅伝のチームエントリーが、先日発表されました。

去年優勝した原晋監督率いる青山学院大学ですが、その16人のメンバーには「黒田」姓が2人います。実は2人とも岡山市出身で玉野光南高校出身。黒田朝日選手(3年生)と黒田然選手(1年生)は「兄弟ランナー」なのです。

今や青学のエースとなった「天才肌」3年生の朝日選手と、1年生の然選手。2人に秋の駅伝シーズンを振り返ってもらいつつ、箱根に向けた思いなどをインタビューで伺いました。【3回シリーズの第1話】

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「エースなんだなぁ」悔しさ残る出雲駅伝 

現在東京で寮生活を送っている、青山学院大学3年生の黒田朝日選手と1年生で弟の然(ぜん)選手です【画像①】。

(青山学院大学3年 黒田朝日選手)
「本当に箱根だけは絶対落とさない、必ず勝つって、本当にチーム全員がそういう意識になってるかなって思います」

兄の朝日選手は、前回の箱根駅伝「花の2区」で区間賞。今季は関東インカレの1万mで日本人トップの3位、自己ベストは27分40秒台と、学生トップランナーの1人として知られるようになりました。

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(青山学院大学3年 黒田朝日選手)
「嬉しいですね、まさか自分がそういう立ち位置になるとは思ってなかったので、『エースなんだなぁ』みたいな」

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今年は青学のエースとしてチームを引っ張ります。「学生三大駅伝全てで優勝したい」そう意気込み臨んだ1つ目の出雲駅伝。朝日選手は3位でたすきを受け取り、前を目指しますが、他大学の激しいマークにあいました。

(青山学院大学3年 黒田朝日選手)
「後ろにつかれるというか、やっぱりマークされていて、終盤まで集団で走るっていう、自分の走りに集中できなかった」

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区間3位の好走ではあったものの、青学は総合3位。朝日選手もエースだからこその悔しさをにじませました。

(青山学院大学3年 黒田朝日選手)
「最低限っていうところかな、っていう感じです。去年はずっと、ある程度前とは差が離れてるところからただ追いかけていけばいい、っていうだけのレースだったんですけど。やっぱり今年は『先頭を狙って勝負をする』っていう展開だったので、やはりこれが駅伝の難しさかな、っていうのは感じました」

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「やっぱり任される区間も『エース区間』になってくるので、しっかりそこで結果を残さなきゃいけない、というところは去年よりも難しいところかなとは思いますね」