原発の安全対策工事で町は潤う?

去年4月に女川町内にオープンした宿泊施設「Swimmy Inn Onagawa」。当初、部屋を埋めたのは、町外から女川原発に働きに来た作業員らでした。鈴木伸輔総支配人は“特需”だったと話します。

Swimmy Inn Onagawa 鈴木総支配人:
「去年4月に開業して夏頃にめがけて稼働率でいうと9割という頃もあったので、本当にほぼいっぱいという時期が数か月続いた」

女川原発で働く人の数は、安全対策工事に伴いピークの去年7月にはおよそ5300人に上りました。町の人口にも匹敵する人が流入し一時、町の賑わいは増したものの、工事が落ち着いた今、働く人は半数以下にまで減っています。それに伴い、この宿泊施設の稼働率も半減しました。

Swimmy Inn Onagawa 鈴木総支配人:
「今まであった特需の要素がなくなった状態なので、今がいわゆる平時の状態だと思っている。これから観光、レジャー、スポーツの合宿などの客を取り込んでいくことが大事かなと思っている」