急患診療センターとは?

そもそも救急医療体制は“3段階”に分けられています。
・「一次救急医療」軽症の患者を取り扱う
・「二次救急医療」入院や手術が必要な患者に対応
・「三次救急医療」高度な医療を提供

急患診療センターは、このうちの「一次救急医療」に当たり、薬の処方も原則1日分に留まるそうです。

そのため、新潟市急患診療センターの山添優センター長は「まずは急患診療センターの役割を認識したうえで受診してほしい」と話しています。

「急患センターには全ての専門医がいて、全ての病気がそこで診断・治療ができるというわけではないということをご理解いただきたい」
「患者さん自身で重症かどうか分かりませんので、救急車を依頼すれば救急隊の人がトリアージ(選別)をして、重症の人であれば二次病院とか三次病院に搬送する」

これから迎える年末年始も、例年通りに多くの患者が受診すると見込まれます。

「特にインフルエンザが今は急上昇しています。発熱患者のうちの50%がインフルエンザ。十分注意していただきたい」

新潟県は、12月9~15日の一週間で確認されたインフルエンザの1医療機関あたりの患者数が県平均で10.34人になったとして、19日には県内全域に対して『インフルエンザ注意報』を発表しています。