障害のある子どもらが特別支援学校などを卒業すると放課後デイサービスに通うことができなくなる“18歳の壁”をめぐり、17日、親などでつくる団体が会見を開き、国に支援を求めました。
障害のある子どもらが通う放課後デイサービスは、原則18歳までしか利用することができないため、子どものケアをするために親が仕事を辞める“18歳の壁”の問題が指摘されています。
この問題について17日、障害のある子どもをもつ親などの団体が会見を開き、国に対して支援を求めました。
障がい児及び医療的ケア児を育てる親の会 工藤さほ 会長
「仕事と育児の両立を諦め、離職せざるを得なくなるケースが増えます。18歳の壁と言われますが、壁ではなく崖だというのが私達の実感です。子の卒業を素直に喜べず、経済的な不安から、夜も眠れない親たちがいます」
団体によりますと、学校を卒業した後に利用することを想定している就労支援施設などの多くは、午後3時から4時には終了してしまうということです。
団体の工藤会長は「離職防止策を講じなければ、多くの家庭が困窮する」と訴えました。
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