市長「100%というのはなかなか難しい」

住民らの声に市長はどう考えているのか。まず、建設予定地の浸水リスクについて尋ねると…
(宍粟市 福元晶三市長)「いろいろな角度から総合的に判断して、3mのかさ上げによって減災・防災に対応できるようにしようと」
予定地に盛り土をするほか、国や県と協力し、上流にあるダムの補強を進めているといいます。また、耐震構造で病院を建てることについては…
(宍粟市 福元晶三市長)「100%というのは何をやってもなかなか難しい。より安全性を担保するということで、一定の基準で大丈夫だと判断させていただきました」
官公庁など重要な施設を建設する際の基準を満たすことなどから、震度6強の地震が起きても揺れに耐えられるといいます。
病院を利用する木下さんは、市に徹底した不安の解消を望んでいます。
(木下清治さん)「行政の説明は不十分だと思います。建てることに関して何も反対しません。建てればいい、問題は中身です」
市内で唯一の総合病院。住民の意見に耳を傾け、十分な対策と説明が求められます。
 
   
  













