2023年、札幌・すすきののホテルで首を切断された男性の遺体がみつかり、田村瑠奈被告(30)と両親の3人が逮捕・起訴された事件で、12日午前11時から母親の田村浩子被告(61)の7回目の裁判が開かれ、浩子被告への被告人質問は午後も続いています。

■大事にしていたドールは、色々な魂があるのでその“入れ物”として必要
 瑠奈被告が大事にしていた「ドール」について質問された浩子被告は、汚れたり、状態の悪いドールを見ると瑠奈被告は「手入れしたい」などと話していたということです。

被告人質問に答える田村浩子被告(61)

 また、瑠奈被告は「ドール」の取り扱いに気を使っていたため、「指紋などつけてはいけないので、必ず新品の手袋をつけて触れる」「直射日光を気にしていた。カーテンが遮光性の高いものを買って欲しいと頼まれた」と述べました。

 たくさんの「ドール」を買ったことについては、「高価なもので、買っても3体ぐらいだよと話した。大切に1体のお人形を楽しんで欲しいと言って、瑠奈も了解していたが、あれも必要これも必要となっていった。どうしてか問いただしたことはないが、色々な魂があるのでその“入れ物”として必要と言われたことがある。ドールが瑠奈の生きていくよりどころで、『それ以上に集めないで』と言えなかった」と述べました。