
■『ジェフ』という人格に頼っていた瑠奈被告
ナイフは、「手作りが好きで作家が集まる大規模イベントがあってそこで石を削って作るナイフを買ったと記憶している。飾り用だったと思う」「包丁とかも好きだった。格安セットで何本か覚えてないが果物ナイフなどを頼んで、届いた時に見せられた。家事用の刃物は切れ味が悪く、新しく買ったら、いつの間にか娘のコレクションになっていたことがある」と述べました。
以前、証拠として法廷で流れた、瑠奈被告の“叫び声”については、浩子被告が居合わせたこともあるといい「触ってほしくないという瑠奈のモノに触れてしまった時に、気持ちが不安定になって怒ることがあった。不用意に使った言葉に『今なんて言った?』と怒ることもあった」と話しました。
瑠奈被告は、『ジェフ』という人格に頼っていたと話し、「『ジェフ』が助けに来ないとか、不安定なまま起きてくることも。怒りがさらに怒りを呼ぶ。過呼吸を起こした」「『ジェフ』という人格は、シンシアの恋人。(瑠奈被告が)どんどん好きになっていって、ジェフなしではいられない。ナイフ使いが得意という認識。ピンチの時は助けに来てくれる」「『ジェフ』は、『ひどい目に遭ったのに助けに来てくれなかった』一晩中叫んでいたことも」『ジェフ』と結婚式の衣装、インド民族の衣装のようなもの3着買い、儀式的なものもやったと浩子被告は述べました。

浩子被告は、『ジェフ』と瑠奈被告が会話する様子を何度も見ていて、話している最中でも、虚空を見るような感じになることもあり、メイク用品などの相談もしていたということです。