「右目が開いた気がして、あとは手が動いていた」
交際相手と滞在していたネットカフェのブースで、陣痛を感じ始めたという女。交際相手にバレないように、とりあえず産むしかないと、いらなくなった服やブランケットなどの出産に使えそうなものを黒いバッグに入れて、女子トイレに向かった。
Q.この時出産した赤ちゃんをどうしようと思っていた?
「その時は産むことしか考えてないので、その他のことを考える余裕がありませんでした」
Q.その後、持って行ったものはどうやって使った?
「洋服類をトイレのタイル張りの床に敷いて、その上に自分が座る形になって出産しました」
Q.出産後、赤ちゃんの様子で覚えていることは?
「まず、顔付近に膜みたいなのが被っていて、あとは女の子と確認して、膜を手で取ったときに、右目が開いた気がして、あとは手が動いていたと思います」
Q.様子を見てどうした?
「インターネットカフェのトイレという場所で産んでしまったこと、1人で産んでしまったこと、彼にすべて今までのうそなどがばれることが怖くなってしまい、とっさに洋服やブランケットなどで固く巻き付けてしまいました」
Q.何を?
「赤ちゃんを、です」
Q.目が開いたのを見てどう思った?
「怖いって思いました」
女は、黒いバッグに入れて放置した女の子の様子を、海に捨てに行く日の朝に確認したという。
Q.なぜ確認した?
「自分自身がやってしまったことに恐怖を感じていて、正直どうなってしまったか気になったからです」
Q.どこで確認した?
「出産したトイレの個室です」
Q.確認した際の赤ちゃんの様子はどうだった?
「自分がした行動によって、亡くなってしまっていました」
Q.体を触ったらどんな様子だった?
「動いて産まれたはずの赤ちゃんが動かなくなっていて、開いたと思っていた右目も開いてなかったです」
Q.他は?
「身体が汚れていたので、きれいに洗いました」
Q.なぜそういうことをした?
「自分もなぜそういうことをしたか分からないんですけど、きれいにしなくちゃいけないと思いました」
Q.赤ちゃんの様子を確認した後どうした?
「もう一度、ブランケットで包みました」