新潟県議会の12月定例会が3日に開会。
原子力発電所事故時の避難路や、病院の赤字問題などについて論戦が始まります。

花角英世知事は、一般会計の総額で42億4900万円の「補正予算案」など、33の議案を提出。補正予算案では、人事委員会の勧告を受けて「職員の給与引き上げ」などに26億円を計上。
そのほか、JA新潟厚生連病院の経営改善計画の分析や検証のための「コンサルティング費用」として2000万円、能登半島地震で被害を受けた中小企業の「なりわい再建支援」の事業費として4億4600万円あまりが盛り込まれています。

今後、柏崎刈羽原発の避難路の整備や、持続可能な地域医療体制などをめぐって、論戦が交わされる見通しです。
【新潟県 花角英世知事】
「人口減少に伴う医療ニーズの変化に加えて、物価高や賃上げ等の影響により病院経営は厳しさを増している。圏域ごとの医療再編を、県と厚生連の両者が一体となって加速させていく必要がある」

12月定例会の会期は23日までです。