中国電力が取り組んだ主な安全対策は64項目です。
例えば、津波対策として設置された防波壁。海抜15メートの高さの壁を、海側およそ1.5キロに渡って設置しました。

そして、2号機の建物内にある重要設備を浸水から守る水密扉。原子炉などを守るもので、厚さ15~30センチの扉が、2号機では59枚新たに設置されました。

こうした新規制基準に基づく2号機の安全対策工事は10月末までに終了しハード面が整った一方、現在の職員の6割は原発運転の未経験者。島根原発では、OBも加わり再稼働に向けた最終確認を進めています。

中国電力 島根原子力発電所 岩崎晃所長
「これ以上、なかなか出来ないのではないかというくらいまで、随分と設備は用意してきた。やはり、それをしっかりと我々職員が使いこなしていくということが大切だと考えているので、訓練をしっかりとこれからも取り組んでいきたい」

2号機の再稼働は今月7日。その後、調整運転などを経て問題がなければ、来年1月上旬、13年ぶりに営業運転を再開することになります。